OpenIDが熱狂的に受け入れられる理由

OpenIDが熱狂的に受け入れられる理由

しかし、なぜOpenIDがここまで注目を浴びるに至ったのだろうか?単にWebアプリケーションのシングルサインオンを実現するのであれば、Liberty AllianceやSAMLでも可能であったし、マイクロソフトもPassportという共通認証サービスの提供を試みたことがあった。しかし、周知の通り、これらの技術やサービスは消費者アプリケーションでの認証スタンダードの地位を獲得できずにいる。OpenIDはたった1年ちょっとの間に、その座に近づいた。おそらくOpenIDに掛けられたコストやリソースはLibertyのそれに比べれば微々たるものだっただろう。つまり、消費者アプリの認証スタンダードの座争いにおいてダビデがゴリアテを打ち負かしたようなものである。

 これは大変インパクトのある出来事だった。OpenIDをこの名誉ある地位に至らしめた大きな要因は何だったのか?それはOpenIDが、インターネット上で私たち自身を表す個人情報(すなわちデジタルアイデンティティ)を、さまざまなサイトによって支配されている状況から開放する可能性を感じさせたからだ。

OpenIDが熱狂的に受け入れられる理由 − @IT

そう、デジタルアイデンティティの開放だ。
OpenID<SNSの未来>
単なるシングル・サインオンのソリューションではない、のである。