米グーグル、ミクシィ・米マイスペースと組みSNSソフト開発

 米グーグルは1日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)最大手の米マイスペース・ドット・コム、日本最大手ミクシィの2社とSNS向けソフト開発で協力することを明らかにした。グーグルはSNS向けソフトを開発する際の技術を公開し、有力サイトに採用を促している。日米大手の協力を取り付けたことで、SNS用ソフトの普及が進みそうだ。

 グーグルが公開する技術「オープン・ソーシャル」をマイスペースやミクシィなどが採用する。ミクシィなどは今後、世界中のソフト開発者が「オープン・ソーシャル」に準じて製作するスライドショーや音楽再生などのソフト機能を自社のSNS利用者に提供できるようになる。

ビジネスリーダー :日本経済新聞

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 今回GoogleとMySpaceが公開したOpenSocialは、Facebookが結果として提起したこの問題を解決する。OpenSocial では開発言語としてHTMLとJavaScriptという、開発者なら誰もが知っている言語を使用することによって、開発コストを大幅に低減する。そして何よりも、1つのアプリケーションを開発することで、OpenSocialを採用しているすべてのSNSに対応することができ、アプリケーションの露出機会を大幅に増やすことができる。また、SNS側もこれを採用することによって、プラットフォームを公開するコストを大幅に下げることができる。

GoogleとMySpace、オープンなソーシャルアプリ開発のためのAPIを公開

 プレスリリースでは、OpenSocial発足における全参加企業のリストも発表された。Engage.com、Friendster、Hi5, Hyves、Imeem、LinkedIn、Ning、OracleOrkut、Plaxo、Salesforce.com、Six ApartTypePadMovable TypeLiveJournal、Voxの親会社)、Tianji、Viadeo、Xingの各企業である。著名なSix ApartImeemなど参加企業のうちのいくつかは、これまで他ではまだ参加が確認されていなかった企業である。

 しかし状況から考えると、MySpaceは、OpenSocialにおいて、他の参加企業よりもさらに重要な役割を担うのではないかと思われる。おそらく同サイトの規模が他よりもかなり大きいためだ。

 リリースの中では、「米国内で最もトラフィックが多く、世界で最も人気の高いソーシャルネットワークであるMySpaceは、グローバルなソーシャルウェブにおける主導的な勢力の1つである」というGoogle最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏の言葉が引用されていた。「この重要なプロジェクトにおいて協力することにより、MySpaceとの戦略的関係をさらに強化できることをうれしく思う」(Schmidt氏)

マイスペース、グーグルの「OpenSocial」に参加へ - CNET Japan