branco ブロガーミーティング

branco ブロガーミーティングに参加した。

 ソニーは、インターネットを通じた動画配信サービス「branco」を3月31日12時より開始すると発表した。17日よりホームページをオープンし、24日より番組表を公開する。

 brancoは、DVDクラスの高画質で配信(画質レートはWMV最大3.8Mbps)。24時間いつでも視聴できる。コンテンツを見ながらユーザーどうしがコメントを書き込める、チャットなどの機能を持っているのが特徴だ。

ソニー、無料動画配信サービスに参入--海外ドラマを見ながらチャットも可能に - CNET Japan

ソニーマーケティングのプレゼンによれば、brancoのポイントは、

  • IPv6 MULTICASTを利用した無料IPテレビサービス
  • VoD型と異なり、番組表をもった「プログラム配信型」のサービス
  • サイドモード(小画面)で「ながら見」感覚の動画視聴
  • WMP H264にほぼ準拠  DVDソフトクラスの高画質映像
  • NTTのIPマルチキャスト網を利用するためフレッツ光ユーザーを対象

といったところだろう。
なかなか内容の濃いミーティングで、参加したブロガーたちからも盛んに質問が飛び出す。

なぜ「フレッツ光」のみなのか?という疑問も、映像の品質を重視するとコマ飛びなどがないようにNTTのIPマルチキャスト網を採用したからだという。

海外のIPTVサービスで有名な"JOOST"との比較ポイントについては、
JOOSTP2Pであるため、画質が不安定で、コマ飛びなどが起きやすい。また、JOOSTはオンデマンド型であるのに対し、Brancoはリアルタイム配信型」という回答だった。

また、「フレッツ光のユーザーならば、家庭では無線LANを使っている人が多いと思うが、なぜ有線のみで無線は今後の対応なのか?」という質問もぶつけたが、これも画像品質を考慮してのことだという。今後、無線LANの対応規格もある程度絞り込んだ上で、夏までに対応したい、というコメントだった。

「競合をどう考えるか?テレビとの奪い合いにならないか?」という質問もあったが、「コンテンツの量や質からいっても、競合はテレビ(地上波)ではない。Brancoはネット・ユーザー向けのサービスであり、ニッチでも満足してもらえるコンテンツを揃えていきたい」とのこと。

UIやビジネスモデルに関しても、鋭い質問や意見が多数飛び出し、なかなか充実したミーティングだったのではないだろうか?