YouTube買収に思う、Web2.0的ビジネスの「正体」

YouTube買収に思う、Web2.0的ビジネスの「正体」
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITs2000011102006

 90年代後半以降指摘されてきた、インターネットが担う最も本質的な役割とは、個人と個人を結び、知識を創造するためのプラットフォームとしての機能であろう。そして、インターネットのこうした役割を活用し、発展させるために、インターネットビジネスには信じられないほどのオープンさが求められつつある。

 「クール」なサイト、あるいは「Web2.0的」なサイトといわれるものをみていると、これらがクール、あるいはWeb2.0的と思われているのは、あらゆることをオープンにすることで人が人とつながり、知識を紡いでいるという点で共通している。

"Web2.0"というバズワードは、まさにこういう文脈においてバズワード化を加速させている。

業界内部の人たちよりも、むしろ大企業に勤めるビジネスマンの方がWeb2.0に関する一般的概念を理解しているのではないかと感じるのは皮肉なことだ。

という認識は正しいのだろうが、ここまでくると"Web2.0"という言葉はオライリーの文脈を遥かに超えて、「ネットバブル再び」という期待にしか思えない。いずれにせよ、ネット・ビジネスの期待値が高まり技術が更なる発展を遂げていくことは喜ばしい。