noteの本質はこれだ!
巷で話題?の"note"を1週間利用してみて、その立ち位置などがわかってきたので整理しておきたい。
おそらく、もっとも影響を受けた既存サービスは、"tumblr"なのだろう。
海外では"Medium"や"Hi"のように、既存のブログ・サービスよりも個人のコンテンツとディストリビューションにフォーカスしたサービスが出てきている。
こうしたトレンドもふまえているとは思うが、"note"の本質は、以下の概念図で表すことができる。
つまり、手軽なReblogに特徴があった"tumblr"とは異なり、個人のコンテンツを手軽に有料化して流通させるサービスに特化しているといえるだろう。
tumblrの影響が濃いメニュー
有料コンテンツを購入するときのダイアログ
購入済コンテンツにはフラグが立つ。
購入済みと最近みたノートを確認できるマイライブラリ
"note"を開発・運営しているピースオブケイク代表取締役CEOの加藤氏は自身の投稿の中で、こう述べている。
noteは、ご覧のとおり、かなり、とんでもなく、シンプルな状態でスタートしました。開発の人手が足りていないという理由もあるのですが、それよりも、あえて限界まで機能を減らした、シンプルな状態でリリースしたいなとぼくらが考えていたからです。開発中は「この機能は本当にいるのかな」「はずしちゃおうか」という会話をよくしていました。
理由はかんたんで、とにかくわかりやすくしたいからです。とくに今回は、課金というみんなが未体験のことをやっているので、それ以外は極力シンプルにしたいと考えました。
"tumblr"の手軽さ、"Medium"の志、"Hi"のコミュニティ、などに影響を受けつつも、「個人が手軽に有料コンテンツを売り買いできる場」をできるだけシンプルなUI/UXで実装しようとしたものが"note"、ではないか?と思う。