noteの本質はこれだ!

巷で話題?の"note"を1週間利用してみて、その立ち位置などがわかってきたので整理しておきたい。

おそらく、もっとも影響を受けた既存サービスは、"tumblr"なのだろう。

海外では"Medium"や"Hi"のように、既存のブログ・サービスよりも個人のコンテンツとディストリビューションにフォーカスしたサービスが出てきている。

こうしたトレンドもふまえているとは思うが、"note"の本質は、以下の概念図で表すことができる。

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つまり、手軽なReblogに特徴があった"tumblr"とは異なり、個人のコンテンツを手軽に有料化して流通させるサービスに特化しているといえるだろう。

 

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tumblrの影響が濃いメニュー

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有料コンテンツを購入するときのダイアログ

 

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購入済コンテンツにはフラグが立つ。

 

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購入済みと最近みたノートを確認できるマイライブラリ

 

"note"を開発・運営しているピースオブケイク代表取締役CEOの加藤氏は自身の投稿の中で、こう述べている。

noteをはじめて9日目 | 加藤貞顕 | note

noteは、ご覧のとおり、かなり、とんでもなく、シンプルな状態でスタートしました。開発の人手が足りていないという理由もあるのですが、それよりも、あえて限界まで機能を減らした、シンプルな状態でリリースしたいなとぼくらが考えていたからです。開発中は「この機能は本当にいるのかな」「はずしちゃおうか」という会話をよくしていました。

理由はかんたんで、とにかくわかりやすくしたいからです。とくに今回は、課金というみんなが未体験のことをやっているので、それ以外は極力シンプルにしたいと考えました。

 

"tumblr"の手軽さ、"Medium"の志、"Hi"のコミュニティ、などに影響を受けつつも、「個人が手軽に有料コンテンツを売り買いできる場」をできるだけシンプルなUI/UXで実装しようとしたものが"note"、ではないか?と思う。