ハイブリッド書店
三省堂書店はBookLive!と提携しており電子書籍の展開にも力を入れている。
今後は紙と電子の書籍の両方を販売するハイブリッド書店が増えてくるのだろう。
そんな書店で、<Amazonで本を買うように>本を買う行為を試してみた。
<Amazonで本を買うように>、つまり、事前に書籍名などの情報を知っている状態で、書店のどの本棚に本があるかを検索して調べた上で購入する、ということだ。
紀伊国屋書店などにも同様のサービスがあるが、三省堂書店にも「在庫検索サービス」や「タッチパネル検索」がある。
店内にある「タッチパネル検索」端末を使って、欲しい本がどこにあるか調べてみる。(この端末の使い勝手は最悪だが、それはさておいて・・・。)
店内案内図の該当する本棚はここだ。
これで見つけた本はコレだ。
- 作者: 多部田憲彦
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2013/05/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これで欲しい本を素早く見つけて買うことができる。
ここまでは当たり前の話だが、今後はこれが電子書籍でもあるかどうかを確認して、書店で電子書籍を購入することもできるようになってくる(はず)。
三省堂では、既に一部店舗でBookLive!電子書籍を店頭で購入するサービスを開始している。
また、先日の東京国際ブックフェアで発表されたBookLive!アプリでは、書店で電子書籍の購入ができるようになる。
書店で本の表紙を撮影すると、中身を電子書籍で立ち読み・購入できるアプリ
「書店にとっては、紙版で得られるはずの売上が電子版に流れてしまうことになる。しかしBookLive!カメラでは、同アプリから電子書籍が購入された場合、GPS機能によってその場所を認識する仕組みとなっており、その書店に販売手数料を支払う流れを確保している。」これが一番のポイントだろう。
Amazonという黒船が外部環境要因として大きな影響を与えた結果、日本国内の出版・流通業界は、電子書籍を含むデジタル・パブリッシング全般について、積極的に展開していかなければいけない危機感を持ち始めている。