米大手新聞のデジタル戦略

NY・タイムズ電子版、有料「コラム」を無料に

 米ニューヨーク・タイムズ紙は19日、一部有料化していた電子版の無料化に踏み切る。

 無料化されるのは、1987年以降の過去記事検索と外部寄稿者によるコラムを中心とした「タイムズ・セレクト」。05年9月から有料商品としてスタート、年間契約49・95ドル、月決めで7・95ドルだった。

 同紙は、無料化に踏み切る理由について、グーグルやヤフーなどの検索エンジンを通じて、同紙電子版の記事やコラムへのアクセスが増加しており、無料化により、広告収入の増収が期待できるとしている。

お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

WSJサイトを無料化にすべきだ」とマードックが繰り返し主張

 Reutersによると,News Corpのマードック(Rupert Murdoch)は,Wall Street Journalサイトを無料化すべきとの見解を繰り返し主張したという。

 WSJサイト無料化は新聞に悪影響を及ぼすリスキーな行動だとのアナリスト達の批判に対し,同氏が Goldman Sachs Communacopia 会議でそのように応えた。

 年間99ドルの有料サービスを止めれば,より多くの閲覧者を獲得でき,グローバルな売上高を大きく伸ばせるとの主張だ。つまり,失う購読料売上以上の広告売上を新たに稼ぎ出せるとのことだ。

メディア・パブ: 「WSJサイトを無料化にすべきだ」とマードックが繰り返し主張

さて、日本国内の新聞社は、今後どうしていくのだろう?