自然言語検索エンジン、Powerset

人工知能サーチエンジンPowerset」、一部技術を初めて一般公開

Powersetは、Googleの本物のライバルになるのではないかと噂になっている一般消費者向けサーチエンジンを開発しているベンチャー企業だ。同社はパロアルト研究所と、同社が雇用した著名な言語学者やコンピュータ科学者が開発した技術をもとに、自然な文章で質問文を入力すると文章を理解して検索結果を返す全く新しいサーチエンジンを目指している。これは文章中のキーワードを組み合わせるのではなく、文章を言語学的に解析し、その意味を理解して検索結果を返すという意味で、これまでのサーチエンジンではなかったとされているものだ。

人工知能サーチエンジン「Powerset」、一部技術を初めて一般公開

TechCrunch40セッション1:検索と発見

Powersetは、日常ごく普通に利用されるフレーズや文法を基に、検索クエリーやインデックスするページを理解し、より正確なウェブ検索を実行する自然言語検索エンジン。フレーズや文法を構文解析することは理論上、単にキーワードに基づいた検索よりもより良い結果を抽出する。というのも、検索エンジンは検索者の求める検索結果をより良く理解できるからだ。例えば、「オフィス内で死亡した政治家は?」という検索を見てみよう。(他の検索エンジンのように)当該フレーズで、高い順位にランク付けされたページの一群を表示する代わりに、Powersetでは、事務所内で死亡した政治家のうち一部を情報として表示する、といった具合だ。

TechCrunch40セッション1:検索と発見

Powersetのプレゼンが始まる。セマンティックと検索。「われわれは、ウェブを構文解析する」。自然言語検索について。

発表:
Powerset labsでは、ユーザーがテク関連デモや、アイディア共有、学習エンジンをフィードすることで「検索カルマ向上」。

ソーシャル投票機能のある自然言語クエリーのデモ。その他サイトの影響がわずかに見られる。

<中略>

まとめ:バーティカル検索として売りものになるかどうかは難しそうだが、興味深いアプローチ。

TechCrunch40セッション1:検索と発見

TechCrunchでのプレゼン・レポート&画面キャプチャを読むとイメージを掴みやすい。
検索のイノベーションに過度な期待は禁物…かもしれない。