米Google、AdWordsとラジオ広告プラットフォームの統合作業を完了

GoogleAdWordsとラジオ広告プラットフォームの統合作業を完了
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/12/08/14176.html

Google Audio Adsは、インターネットラジオではなく実際のラジオ局を対象にした広告配信プラットフォーム。広告主が、広告を出したい地域やラジオ局の種類、放送曜日と時間帯などをWebから指定でき、実際に広告が放送された日時も確認できるという。Googleでは、このラジオ広告を放送できるラジオ局を増やすための提携活動を1年間続けてきており、2007年には米国内で数百のラジオ局との提携が行なわれるとしている。

グーグルの「Audio Ads」サービスにラジオ業界幹部は消極的
http://japan.cnet.com/column/somethingnew/story/0,2000067121,20338168,00.htm

Google(の仕組み)が本領を発揮するのは、既存の広告商品とラジオ広告との組み合わせからシナジーを得られるようになってからのことで、そのためにGoogleは現在営業チームをつくっている」とした上で、それでも「自分が数多くのラジオ局を保有するCBSやClear Channelのような立場だったとしたら、Googleに対して余分な利益を落とすようなことはしない」とし、「わずかな額の収入しか期待できないため、自分の経営するラジオ局ではGoogle Audio Adsをまだ試していない」

こんな消極的コメントも聞こえるが・・・。

Googleにしては、地味な部類のニュースだが、このプラットフォームのインパクトは大きい。
このままGoogleによるメディアと広告に関する寡占状態ができれば、MSとは別の意味での独占企業ということもできる。
イノベーションに対する期待はもちろんだが、今後はますますパワーバランスに対しての危惧も生じてくるだろう。