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フランシス・ベーコン展

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東京国立近代美術館 フランシス・ベーコン展

 

これまで不勉強だったので、何となくフランシス・ベーコン(1909‒1992)のことを19世紀後半または20世紀初頭の画家だと思っていた。

「ピカソと並ぶ美の巨匠」とか、(ジャン・コクトーのように?)ゲイだったことや、1992年死の直前まで筆を握っていたことや、舞踏家土方巽(ひじかたたつみ)に多大な影響を与えていたことなど全く知らなかった。

「ベーコンらしさ」のイメージは強烈だ。しかし、今までどこかで見たことがある僕の知っているベーコン作品は、残念ながら今回の展覧会では存在しなかった。

図録の他に洋書の作品集も入手して主要作品をチェックしてみたが、どこにもない。

ひょっとすると、僕の頭の中でベーコンの作品が溶解してできたイメージの「架空の作品」だったのかもしれない。

 

今回の展覧会には出品されていなかったが、この作品が自分の中で一番「ベーコンらしさ」のイメージに近いかもしれない。

 

【4/6付記】

ヒュー・レーン美術館のコレクション統括でベーコンの専門家でもあるマルガリータ・カポック博士の講演を聴講した。

リース・ミューズ7番地にあったフランシス・ベーコンのアトリエは、1998年にベーコンの生誕地、アイルランドのダブリン市立ヒュー・レーン美術館に中身ごと移築された。アトリエの中から、スケッチや切り抜きなど様々な資料が発見されたことによって、ベーコン研究は大きく変化した。

このアトリエの解体・復元にあたっては考古学研究者を含む特別チームが組織され、各アイテムの正確な位置を把握して付番するために三次元の位置情報などを含むデータベースが構築された。

  • 570の本やカタログ
  • 1,500の写真
  • 100の切り裂かれたキャンバス
  • 1,300の本や雑誌からの切り抜き
  • 2,000の画材道具
  • 70のドローイング
  • その他、手紙、雑誌、新聞、レコードなど。

世界的画家のアトリエにあるコンテンツを全てデータベース化した初めての事例となる。

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