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ピンチョンとブローティガン…

2009/03/03 01:15

ヴァインランド

ヴァインランド


図書館でピンチョンの「ヴァインランド」を借りてくる。
ピンチョンを読んだのは「スロー・ラーナー」以来のご無沙汰か。
ヴァインランド・・・葡萄の繁る地。11世紀にアメリカ大陸北部に到着したヴァイキングたちが、その新天地をこう命名したことによるのだとすれば、(古いスカンディナヴィア語に忠実に訳せば「牧草の地」)この名には「文明に犯される以前のアメリカ」という響きが込められている。
フランク・ザッパは、ロック界のピンチョン、らしい。
訳者によれば、「ザ・リアル・フランク・ザッパ・ブック」は「ヴァインランド」の精神への格好の入門書である、らしい。
この小説のなかの一つの大きな対立は、<時>対<不変>と表記することができる。つまり時の波と、アメリカに居座る不変の権力構造が、小説全体にわたって対置されている。
人間の無意識に潜む、権力や制度への性的欲望は、ピンチョンお得意の思想的道具立ての一つ。
人間の歴史自体が、各人の生(イチ)と死(ゼロ)によって綴られる、数ギガバイト(これまで地上尾に生きた人間の数が数百億として)の情報プログラムだというヴィジョンが提示されている。


本屋でブローティガンの「芝生の復讐」を見つける。数年前、文庫になったブローティガンを立て続けに買っていたが、これも文庫になっていたのか・・・。

芝生の復讐 (新潮文庫)

芝生の復讐 (新潮文庫)


いくつかの書店に行っても見つからなかったフィッツジェラルドの短編集「若者はみな悲しい」をやっと新宿の書店で見つける。
若者はみな悲しい (光文社古典新訳文庫)

若者はみな悲しい (光文社古典新訳文庫)

text via pomera