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アラビアのロレンスを求めて

オリエンタリズム」(E.W.サイード著)を読み、映画「アラビアのロレンス」を観て、中公新書アラビアのロレンスを求めて」を手にする。

ローレンスの作品は、闘争を象徴しているという点で偉大なドラマである。その場合の闘争とは、まず(生命・時間・力を欠いた)オリエントを運動させるべく刺激し、次にそうした運動に根本的に西洋的な形態を与え、第三に、その新たに目覚めたオリエントを私的なヴィジョンのなかにとり込むことを目的とするものであった。だが、その私的ヴィジョンがもつ回顧的形式には、自分が失敗し、裏切られたという強い意識が含まれている。
オリエンタリズム (下)」P.96 より
オリエンタリズム〈下〉 (平凡社ライブラリー)

「ロレンス?彼は私について、ひとつも本当でないことをたくさん話しています。そこで、私も彼について、本当でないことをいうことができるでしょうね。彼はもちろん天才でしたが、「時代の人」ではなかったのです。」
アラビアのロレンスを求めて」p.135 『イラクの国王ファイサル』より
アラビアのロレンスを求めて―アラブ・イスラエル紛争前夜を行く (中公新書)