AOL、IMで友だちの居場所が分かる機能を提供

ジェンクス氏と、Skyhookの創設者にしてCEOのテッド・モーガン氏は、AIMクライアントに統合される新しい位置情報機能は携帯電話でも利用できるようになるだろうと話す。それには、ワイヤレスキャリアを説得して、キャリア独自の位置ベースサービスと競合するサービスに対応してもらわなくてはならない。
　特に、こうした携帯向けの位置情報サービスは、携帯端末への組み込みが増えているGPS機能に依存しているが、Skyhookのシステムは面倒で風変わりに見えるプロセスで開発された。
　同社は過去2〜3年かけて、米国とカナダの2500の都市や街に200台のトラックを走らせた。トラックは、家庭のワイヤレスルータあるいは商用ホットスポットが1秒間に1回以上発する信号をスキャンし、各Wi-Fi機器の一意の識別コードを記録する。このコードは、トラックのGPSシステムを使ってとらえた正確な物理的な位置と関連付けられる。トラックは毎時15〜50マイル（24〜80キロ）で通りを走り、こうした情報を収集する。
　こうして作られたデータベースは1600万カ所のWi-Fi アクセスポイントを網羅、Skyhookは米国今日中地域の70％、およびカナダの大半の国民が住む6地域をカバーしていると言う。
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GPSに依存しない、「バカテク」（？）ともいえるWi-FiネットワークDBの構築がポイント。