ビル・ゲイツ引退を語る(西和彦・古川享)

少し前のニュースだが、ビル・ゲイツのことを良く知っていた二人のインタビュー記事をピックアップ。

【INTERVIEW】西和彦氏がゲイツ引退を語る(前編)
http://ascii24.com/news/i/keyp/article/2006/06/21/662972-000.html
【INTERVIEW】西和彦氏がゲイツ引退を語る(後編)
http://ascii24.com/news/i/keyp/article/2006/06/28/663104-000.html

[西和彦] Internet Explorerは、捨てるべきでしょうね。グーグルにでもあげたらいい。サーチバーをもっと上手に組み込んでほしいですね。馬鹿でかいサーバーをリモートデスクトップで使うようにして、巨大な分散データベースを、リモートデスクトップのような特殊なクライアントで、あたかもそこに自分のパソコンがあるかのように使う。それはHTMLのウェブの世界とは違うし、シンクライアントでもない。僕はこれがマイクロソフトが勝てるシナリオのひとつだと考えているんです。

ビル・ゲイツはネット時代のアーキテクトにはなれなかった」マイクロソフト日本法人元社長、古川享氏に聞く
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060704/242535/

マイクロソフト、つまりパーソナル・コンピュータは、メインフレームという中央集権型のコンピュータを否定するところから登場した。中央集権から分散化へ。1社独占ではなくオープンに。自由に相互接続ができて、自由に競争ができる世界へ。Web2.0と対比していえば、“コンピュータ2.0”とでもいうべき時代を作ってきた。それが今はインターネットの世界に起こっているだけのことだ。

現在のネットのトレンドを彼らなりに分析していて、それが面白い。
マイクロソフトがどうなるか?どうなるべきか?という点において、やはりレイ・オジーの存在が重要なのだろう。