Google、AOLに10億ドル出資――Google TalkとAIMの互換性実現も
AOLに10億ドル出資――Google TalkとAIMの互換性実現も
AOLをめぐる争奪戦の勝者は、検索エンジンで結びつきの強いGoogleとなった。今回の出資を機に広告戦略におけるアライアンスを強め、Google TalkとAIMの相互乗り入れ、AOLコンテンツのGoogleユーザーへの提供なども実現する。
San Jose Mercury Newsの記事には次のようなことが書かれている。「両社の提携は、Googleの検索エンジンを使う人々に新しい体験の到来を告げるだろう。AOLは Google検索エンジンに画像付き広告を掲載できるようになるからだ。これまで、Googleの検索エンジンには画像広告はなかった」
これだけでは大したことではないだろうが、最初にわたしたちの多くを魅了したものから、Googleはまた一歩離れることになる。
Time Warnerに不満を抱く投資家グループ(同社株の3%未満を保有)を代表するアイカーン氏は、Googleとの取引はTime Warnerにとって最善の選択肢ではないかもしれないとするGoldman Sachsの最近の報告書を挙げた。この報告書には、GoogleやMicrosoftよりもeBayやIAC/InterActiveと取引する方が AOLにとって有利だと書かれている。
いろいろな視点の記事を読み比べると面白い。
Googleは、これまでAOL/Netscapeの良いところと悪いところをふまえて歩んできた。これからも、そうである確証はないが、"Technology Driven"企業には、もっと頑張って欲しい。