『世界情報社会サミット』、米国のネット管理に各国が同意

http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20051117201.html

チュニジアチュニス発――国連の『世界情報社会サミット』(WSIS) が16日(現地時間)に開幕した。その前日の15日、各国の代表者は夜遅くまで協議を重ねた結果、インターネットのドメイン名システム(DNS)の管理を従来通り米国が担う一方で、スパムやサイバー犯罪といったネット上の問題を検討する国連主催の世界的なフォーラムを新たに設立するという案で合意に達した。

国連のアナン事務総長のコメントも記事の中では引用されている。
ICANNの立場は保持され、インターネットは、やはり米国が築いてきたものであるということに国連もあらためてお墨付きを与えた、ということであろう。
国連自体が米国のイニシアチブの元にある、という言い方もできるだろうけど。
マクルーハンの言っていた「グローバル・ビレッジ」とは程遠い世界が現実である。
【サミット開催前は、切迫していた模様。『インターネット分断の危機?――米国・EU・途上国の溝は埋まるのか』】

最近のITニュースでせめてもの救いは、同じく今回チュニジアで発表された
あの100ドルノートPCが2006年後半に登場へ
だろうか?
以前から話題になっていた件だが、

Negroponteは「とにかく絶対に流通市場を作らせないことだ」とし、そのための解決策の1つとして、「数日間ネットワークに接続しないとマシンが機能しなくなる」ような仕組みが考えられると説明した。

というコメントに、"being digital" Negroponteの気合を感じる。

http://www.wired.com/news/technology/0,1282,69615,00.html?tw=rss.TOP
http://laptop.media.mit.edu/