パーソナライズ検索技術に特許で鍵をかけるA9

A9の動向は、ずっと気にしていたが、今回の記事はかなり興味深い。

今回の特許はクリック分析だけでなく、マウスオーバーイベントも記述していると指摘。同氏によれば、Webユーザーのコンテンツへの関心を予測する上で、マウスの動きはクリック分析の重要な補足材料であることがマサチューセッツ工科大（MIT）の研究者によって発見されているという。

マウスオーバーイベントのトラッキングは、欧米の大手EC系サイトでは普及してきていると聞いているが、A9の技術は、それらとどう折り合いをつけているのか？

「A9の情報開示は文句の付けようがない」と電子フロンティア財団（EFF）の弁護士リー・ティエン氏。「彼らは非常に正直なため、ユーザーは自分にプライバシーがないことが分かる」

「プライバシーがない」と言われると絶句するしかないが、プライバシーと利便性は既にトレードオフの関係にある、ということか。